小規模多機能型居宅介護施設は、2006年に誕生したばかりの新しい介護施設です。
名前を聞いたことのある人も詳しい仕事内容を知る人は少ないと思います。
このページでは、小規模多機能施設への転職を考えている介護職員の方に向けて、施設での仕事内容や給料など詳しく解説していきます。
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目次
小規模多機能型居宅介護施設とは?
小規模多機能型居宅介護とは、デイサービスのように施設に来た利用者にレクや介護をおこない、必要に応じて短期間の宿泊や利用者宅へ訪問して介護をおこなう介護サービスです。
小規模多機能型居宅介護施設は地域密着型で利用者数少ない!
小規模多機能型居宅介護施設は地域密着型サービスの介護サービスになります。
利用者の住み慣れた土地で、可能な限り自立した日常生活を送れるように支援する目的の施設になので、利用者の定員も少ないです。
利用者定員 | 29名以下 |
通所サービス | 15名以下 |
宿泊 | 9名以下 |
訪問 | 柔軟に対応 |
利用者の入れ替わりも少ないため、目の行き届いた介護をおこなえます。
小規模多機能型居宅介護の仕事内容とは?
- 排泄介助
- 入浴介助(見守り)
- 昼食
- レク
- 清掃
小規模多機能型居宅介護の仕事は上記の内容のものが大半を占めます。
小規模多機能型居宅介護大きな特徴として、1つ事業所でデイサービス・ショートステイ・訪問介護の3つの介護サービスを一貫しておこなうことが挙げられます。
しかし細かく見てみると、デイサービス・ショートステイ・訪問介護と異なる点があります。
デイサービスとの違い
一般的なデイサービスでは、決まった時間内に決まった介護サービスを提供しますが、小規模多機能型居宅介護では、午前・午後・夕方のみなど幅広く対応しています。
また、サービス内容も利用者に合わせて違うプログラムになります。
利用者によっては朝から夜までいる方とさまざまなので、柔軟に対応しなければなりません。
ショートステイとの違い
一般的なショートステイは事前に予約があり、介護職員は予約状況に応じて準備・対応します。
それに対して小規模多機能型居宅介護の宿泊サービスでは、利用者や利用者の家族の状況に合わせて対応します。
突然の予定変更などにも柔軟に対応することが必要です。
しかし、定員が9人以下と少人数に設定されているので夜勤など負担は軽いと思われます。
訪問介護との違い
訪問介護は、入浴や食事の介助や生活補助がメインの業務なります。
小規模多機能型居宅介護施設の訪問サービスで、介護をおこなう時間は60分程度に設定されていて、基本的な仕事内容は一般的な訪問介護と変わりません。
訪問介護は時間帯やサービス内容は決まっていますが、訪問サービスでは利用者1人ひとりに合わせたサービス内容や時間を設定します。
そのため、おむつ交換や安否確認だけなど短時間の作業で終わる場合もあります。
仕事はキツイ?
小規模多機能型居宅介護は、自立度が低い利用者が多いため身体介護が少なく、利用者の人数も少ないことから比較的ラクに思う方が多いです。
しかし、通所・宿泊・訪問の3種類の介護を利用者に応じておこなうため、決してラクな職場とはいえません。
また利用者の入れ替わり少ない分、利用者一人ひとりをしっかり理解した上で介護をおこなわなければならないので、覚えるまで時間と労力を使う職場です。
夜勤・宿直・看取りもあり
小規模多機能型居宅介護は宿泊サービスがあるので、もちろん職員の夜勤もあります。
また施設によっては、宿泊する利用者がいない場合も利用者の夜間対応があるため宿直しなければなりません。
最近では終末期介護(看取り介護)に対応した施設もありますが、夜勤従事職員のいる施設もあるので事前に確認が必要です。
仕事のやりがい
上記でも記述したように、小規模多機能型居宅介護は利用者の数が少なく入れ替えもあまりありません。
そのため、一人ひとりの利用者としっかり向き合った介護ができ、利用者家族ともコミュニケーションを取りやすい環境になっています。
利用者本人や家族に感謝される機会も多くやりがいを感じる介護職員が多いようです。
また、通所・宿泊・訪問の3種類の介護サービス一貫しておこない、自身のスキルアップを実感できるので、やりがいのある介護施設といえます。
小規模多機能型居宅介護の給料について
給料は介護施設や施設のある地域によって大きな差があります。
全国で見てみると、月収18万円程度になりますが、首都圏や地方の都市部ではこれよりも高い傾向があります。
介護施設で比べてみると、デイケアなど専門資格を必要とする介護職の給料は平均で見ると高いですが無資格の介護職員の給料は低いです。
給料アップを目標に転職するのであれば、資格をとってからの転職がおすすめです。
小規模多機能型居宅介護へ転職するのに必要な資格とは?
小規模多機能型居宅介護は、生活支援介護や予備訓練などをメインでおこなっているので、無資格でも働けます。
しかし、訪問サービスがあるため普通自動車免許必須の施設が多いです。
また多くの施設では、介護資格を持っておくと資格手当があるので資格を取得しておくのがおすすめです。
こちらの資格は、130時間の研修と試験の合格で資格を取得できます。
介護の基本的なことから理解できるので、取得しておいたほうがよいでしょう。
これらの資格は、時間を掛けなければ取得は困難です。
しかし、ほとんどの施設で資格手当てがつき、自身のキャリアップにも直結してくる資格なので取得して損はありません。
小規模多機能型居宅介護への転職におすすめの転職サイト
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