介護タクシーの仕事内容とは?給料・転職事情まとめ

介護施設の車

2025年には国民の3人に1人が高齢者という超高齢者社会になるといこともあり、介護や福祉のしごとは今まで以上にニーズが高まることが予想されます。

介護施設や医療の現場で今以上に質の高い介護が求められるでしょう。

最近では、移動手段であるタクシーの中でも利用者の乗り降りの花序をおこなう介護タクシーがあります。

このページでは、介護タクシーの転職を考えている介護職員の方に向けて、介護タクシーの仕事内容や給料など詳しく解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

介護タクシーとは

介護タクシーとは、電車バスといった公共の交通機関の利用が困難な高齢者や障害者など身体の不自由な方を病院などに移送するタクシーです

車の特徴としては、利用者が車椅子やストレッチャーに乗ったまま利用できるように、リフトやスロープなどを取り付けています。

利用目的によっては介護保険が適用されることもあり、今後ますます活躍の場が期待できます。

一般的なタクシーとの違い

一般的なタクシーと介護タクシーの違いは、上記で説明したように車椅子やストレッチャーに対応している車の使用とドライバーにあります。

一般的なタクシーは利用者を目的地に送るだけですが、介護タクシーでは利用者の自宅まで行き車椅子での移動のサポートをおこないます。

また、介護タクシーは完全予約制となっているため、路上での待機や利用者を拾って乗車することはありません。

福祉タクシーとの違い

介護タクシーとよく混同されがちなサービスのひとつに福祉タクシーがあります。

介護タクシーとの大き違いは、乗務員の資格の有無です。

介護タクシーが利用者の乗車までの介助や降車後の介助をおこなうのに対して、福祉タクシーはあくまで目的地までの車移動のサポートがサービス内容になるため移動の介助はしなくてもいいです。

そのため福祉タクシーは、介護保険も適用外となっており介護タクシーより利用目的の幅も広がっています。

介護タクシーの仕事内容

  • 自宅などへのお迎え
  • 着替えの手伝い
  • 車椅子への移乗
  • 乗車介助
  • 付き添い
  • おむつ交換
  • その他

介護タクシーの主な仕事は、外出先までの送迎に限らず多様に変化しています。

しかし上記のものものはあくまで一例で、介助の範囲はケアマネージャーが作成するケアプランによって決まっているので臨機応変に対応しなければなりません。

深夜はあるの?

介護タクシーで保険の利用ができる範囲は限られています。

  • 通院
  • 公的機関での手続き
  • 金融期間での手続き
  • 介護施設の見学
  • 選挙に投票する場合
  • 生活必需品の買い物

基本的にどれも日中おこなうものがおおいため、夜勤はほとんどありません。

事業所によっては夜勤での募集もありますが、介護タクシーは完全予約制になっているため夜勤で頻繁に送迎をすることはないでしょう。

介護タクシーで働くメリット・デメリット

介護タクシーは一般的なタクシーに比べ、移乗や着替えの補助などやることが多く大変な部分は多いです。

特に慣れていない人にとっては、迷うことも多いと思います。

しかし完全予約制なので、スケジュールを立てやすく夜勤もほとんどありません

また、適度に身体を動かしながら仕事ができるため、タクシーのように20時間以上も座りっぱなしということもありせん。

介護タクシーの給料について

介護タクシーと一般タクシーと両方を扱う事業所では、歩合がない事業書がほとんどです。

給料は、18万円から20万円のところが多くなっています。

しかし介護タクシーのみの事業所では、歩合制の所が多い傾向にあり自分の頑張り次第で給料を上げられます。

一般的な介護施設よりは比較的高めの給料になっているため介護職での経験を活かして転職したい方にはおすすめの転職といえるでしょう。

個人開業もできる!

介護タクシーも一般的なタクシーと同じように独立し個人で営業できます。

一般的なタクシーで独立する場合には、第2種免許に加えて10年以上の実務経験や3年間の無事故という条件がありますが、介護タクシーでは関係ありません。

第2種免許と法令試験の合格で独立開業できるので、一般的なタクシーよりも早く開業できます。

また、独立することで給料アップも可能となるので、経験を積んで開業するこで安定した収入も望めます。

介護タクシーに転職するのに必要な資格

介護タクシーで働く上で、必須の資格は第2種自動車免許と介護系の資格になります。

現在第2種免許を持っていない方でも、事業所によっては資格取得を支援してくれるところもあり、ハードルは低めです。

介護系の資格では、ヘルパー2級や介護職員初任者研修といった介護の基本的なかとが分かる資格は最低でも持っておきましょう。

ほかにも、ガイドヘルパーや介護福祉士といった介護に関連する資格を複数所有していることでより良いサービスを提供でき、顧客のリピート率も高くすることができます。

介護タクシーへの転職におすすめの転職サイト

介護タクシーの求人は、介護職に特化した転職サイトでも多く見受けられました。

そのため、介護タクシーんじ転職すると決めているのであれば一般的な転職サイトで求人を見つけるのも1つの方法だと思います。

しかし、介護に特化した転職サイトへの登録しておくことで、選択の幅も広がるのでおすすめです。

ここでは、介護タクシーの求人を扱う、介護業界に特化した転職サイトを紹介していきます。

リジョブ介護

リジョブ介護

求人数 212件
対応地域 日本全国
雇用体系
  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイ・パート
職種
  • 介護タクシードライバー

リジョブ介護は、介護系の転職サイトの中でも介護タクシーの求人が多くなっっているため、自分の住んでいる地域で求人を指しやすい転職サイトになっています。

しかし、求人のほとんどがデイサービスと提携しているもので、アルバイトでの求人多いです。

「まずはやってみたい」という方にはおすすめですが、しっかり働いて稼ぎたい人にはおすすめできません。

ジョブメドレー

ジョブメドレー

求人数 36件
対応地域 日本各地
雇用体系
  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイ・パート
職種
  • 介護タクシードライバー

ジョブメドレーの求人は36件と少なくなっていますが、正社員での募集が多い傾向にありました。

また、求人を出しているところもデイサービスのような介護施設ではなく、タクシー会社が出しているものが多く資格取得の支援も積極的におこなっているところが多いです。

正社員として介護タクシーで働きたい人には、ジョブメドレーがおすすめですが、求人の多くは関東圏に集中しているので注意が必要です。