高齢者の人は年々増加していることに伴い、介護施設や介護の仕方も変化してきています。
高齢者の方が施設に入居して介護をおこなう、有料老人ホームの仕事内容はイメージしやすいと思います。
訪問介護は、介護職員が利用者の自宅まで行きおこなう介護サービスです。
ここでは、訪問介護への転職を検討中の介護職員に向けて詳しい仕事内容や給料などについて紹介していきます。
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目次
訪問介護とは
訪問介護は介護福祉士や訪問介護員が、利用者の自宅を直接訪問して身の回りのお世話や介助をおこないます。
通院時の外出移動サポートなどもおこない、利用者の方が自宅で自立した生活を送れるような支援をおこなっています。
老人ホームよりも安い価格で介護サービスを受けることができるため、高齢者の方や高齢者のご家族からも人気の高いサービスです。
訪問介護の大きな特徴は、職員のおよそ80％が非正規雇用者でパートやアルバイトの人が多いことです。
訪問看護の違い
訪問介護と混同されがちなものとして訪問看護があります。
訪問介護は利用者の方の入浴や食事や排泄の介助をおこない、生活を支えるのに対して、訪問看護ではこれらの身の回りの支援に加えてリハビリや点滴など医療ケアもおこないます。
また、訪問介護では選択や掃除も業務内になりますが、訪問看護には含まれません。
訪問看護の主な役割は、利用者の方の医療ケアが大きな目的になります。
訪問介護の仕事内容
訪問介護の大きな仕事は、大きく分けて2種類あります。
利用者にちょくせつ触れて行う身体介護と利用者の生活を支える生活援助です。
身体介護
- 入浴
- 着替え
- 食事補助
- おむつ交換（排泄）
- 歩行介助など
身体介護は、上記のような利用者の体に触れておこなう介護のことを指します。
訪問介護をおこなう上で、身体介護する時間や内容は事前に決まっているため、急に頼まれることはないようです。
生活援助
- 掃除
- 洗濯
- 調理など
生活援助では、利用者の体に触れること無く日常生活をきちんと送れるサポートをおこなっています。
しかし、掃除や洗濯や調理など生活援助をするのは利用者の方のみが対象になっているので、家族が同居している場合も掃除をおこなえるのは本人の部屋や共有部分のトイレのみになります。
仕事は大変？
訪問介護は、利用者の自宅まで介護職員が行かなければなりません。
天候に関係無く利用者の自宅まで行かなければならないのは、やはり負担が大きいようです。
施設によっては、交通費やガソリン代も出してくれるところもありますが、移動時間が給与に含まれない施設もあるので事前の確認が重要になります。
しかし、利用者の方やご家族の方に感謝されることが多いようで、やりがいを感じる人も多いです。
訪問介護に夜勤はあるの？
訪問介護で夜勤ありの求人の数はとても少なかったです。
訪問介護で自宅訪問する場合の主な業務内容は、就寝時の見守りや体位交換がといった内容での募集が多かったです。
訪問介護の給料はいいの？
訪問介護の全体的な給料を見てみると、正社員では19万円代と低くなっています。
しかし、介護職員の大部分を占めるパートやアルバイトの人の時給は平均で1,166円と比較的高い傾向があります。
訪問介護は初任者研修を持っていなければ働けないため、普通のパートに比べて時給は高い傾向があるようです。
他の介護施設と同様に資格手当てが充実している施設が多いので、資格を持っていればそのぶん時給や月給は高くなります。
給料を高くしたいなら
給料は全国平均なので、地域によってもちろん差があります。
東京や大阪などの都心部では、正社員・パートどちらも比較的高い給料での募集が多いです。
パートでは1300円代、正社員では月給が24万円となっています。
また、多くの施設で資格の取得支援もおこなっているので、資格を取得後のキャリアアップも目指せます。
訪問介護の求人の特徴は
訪問介護の求人見てみると、東京や大阪など首都圏の求人はやはり多くなっているため、各市区町村の求人も20件以上掲載されている転職サイトが多かったです。
地方でも求人は豊富で、地域ごとに必ず数件は見つけられました。
また、パートでの募集も多いことから介護経験のない未経験者歓迎の施設も多かったです。
訪問介護へ転職する際に合ったほうが良い資格は？
訪問介護はパートやアルバイトで働く人も多いことから、未経験者歓迎の求人も多くあります。
しかし、訪問介護をおこなう際は、介護職員初任者研修を受講しなければなりません。
これらの資格を持っておくことで、対応できる利用者の幅も広がり、給料アップにも繋がります。
介護福祉士など国家資格に比べて取得しやすい資格になるので、これから訪問介護で働こうと考えている人は、取得してから働き始める事をおすすめします。
これらの資格は最初の2つの資格に比べると取得が困難になりますが、取得することでサービス提供責任者などの管理職へのキャリアアップに繋がります。
訪問介護への転職にオススメの転職サイト
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