ケアマネージャーは介護職の中でも平均年収が高いことで知られています。
収入アップのため、キャリアアップのために転職を検討している人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなケアマネジャーの平均年収と収入を増やす方法を紹介していきます。
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目次
ケアマネージャーの平均年収は370万円
厚生労働省の平成28年 賃金構造基本統計調査によると、ケアマネージャーの男女の平均年収はだいたい47.7歳、勤続年数は8.6年で370万円ほどです。
男女別に見てみると、男性ケアマネージャーは42.3際、勤続年数7.8年で400万円、女性ケアマネージャーは49.8歳、勤続年数8.9年で360万円と男性のほうが平均年収は高いことがわかります。
ただ、ケアマネージャーといっても都道府県、年齢、経験年数や施設の経営状況などで大きく給料は異なってくるので注意が必要です。
他の介護職の平均年収がだいたい300万円ほどですので、介護職の中でも年収が高い職業であることがわかります。
各種手当てが多いケアマネージャー
他の介護職よりも平均年収が高いケアマネージャーですが、実は基本給を見ると他の介護職とそこまで違いはありません。
ではなぜここまで収入に差が出るのかというと、それはケアマネージャーには資格手当てや残業、休日出勤手当など、必要に応じて支払われる手当があるからです。
もともとケアマネージャーは夜間の対応や求人出勤などが多い職種なので、仕事内容的にも激務です。
その激務に見合った給料を貰っているということなので、実際にケアマネージャーとしては祟らいている人でも、仕事に見合った収入を貰えていないと思っている人が多いです。
基本的に兼業として働いている人が多い
ケアマネージャーは基本的にケアプランの策定による介護報酬によるものです。
ただ、ケアプラン作成には上限が設定されており、しかも介護保険制度の改正によって件数が増えれば増えるほどケアプラン1件に対する単価は低くなる仕組みになっています。
ケアマネージャーとして収入アップをさせようにも、足かせがあって稼ぐことができないのが、現在の介護業界です。
ケアマネージャーに絞って働く人は少なく、介護福祉士やヘルパーなどと兼業して働くことが多い人が多いです。
アルバイトの時給は平均より高め
ケアマネージャーはパートとしても働くことができ、その場合の時給はおよそ1,200円から1,500円となっています。
他の介護職が1,000前後くらいが平均であることを考えると、高い時給が貰えることがわかります。
ケアマネージャーの平均年収を上げるためにやるべきこと
ケアマネージャーになってからでも年収を引き上げることは可能です。
収入アップのために重要なポイント4つを紹介していきます。
年齢が高くなっていけば収入も上がる
基本的にどの職業でも多かれ少なかれ勤続年数、経験が多い人ほど給料が高くなります。
ケアマネージャーの場合注意したいのが、勤続年数が同じ場合であっても、20代より30代のほうが平均で5万円ほど収入に違いがあるということです。
ケアマネージャーは介護職として専門性も重要ですが、他の職種などへの理解など幅広い視野が必要になってきます。
そのためケアマネージャーとして働く前にどのような仕事をしてきたのかということも評価の対象になることを意識したほうがいいでしょう。
一箇所の施設で長く勤務する
ケアマネージャーの年収を引き上げるためには、一箇所の施設で長く働くことが効果的です。
各種手当てを増やすよりも、昇給などを待って基本給を引き上げることで、収入の底上げが可能です。
そのためには、ケアマネージャーとして働きやすい職場で無理なく働ける環境に身を置くことが大切になってきます。
役職に就けば役職手当も
主任ケアマネジャーや各種管理職に就くことも年収をアップさせるためには効果的です。
そのぶん自分の仕事の負担は増えますが、場合によっては十分な手当を貰うこともできるので、1度チェックしておいたほうがいいでしょう。
主任ケアマネージャーになるためには、1つの施設で経験を積んで認められるか、すでに十分な経験があるのでしたら主任ケアマネージャーの求人を見つけて転職することも可能です。
給与の高い施設に転職するのも手
すぐに収入をアップさせるために確実な方法は、給与の高い施設に転職することです。
介護施設は運営している団体や経営状況によって給料が大きく異なります。
儲かっている施設に転職することができれば、それだけボーナスや各種手当てなどを貰うことができ、昇給の可能性も上がるでしょう。
ベースの給与が高ければ今後の年収も上がっていくので、早いうちの転職が将来的に大きな差になるなんてこともあります。
ただ、そういった高給の施設に転職するにはそのぶん自分の経験であったり、スキルなどが必要になってきます。
最近は転職エージェントによるサポートを受けられる転職サイトがたくさんあるので、そういったサイトをうまく活用して転職をするといいでしょう。
将来的にケアマネージャーの需要は高まる
ケアマネージャーは介護職の中でも年収は高いですが、それでも仕事に見合った給料が貰えるのかと考えるとそこまで満足した給料を貰うことは難しいです。
しかし、ケアマネージャーは介護業界にとってとても重要な存在ですし、今後高齢者が増加する上でより必要になってくる職業でもあります。
必要性が増していけば、そのぶん給与面今後改善される可能性はあるでしょう。