ケアマネージャーに転職する最適年齢は?50代からでも大丈夫?

ケアマネージャーの女性と高齢男性

ケアマネージャーは介護職の専門職として、5年の実務経験と資格試験、研修などを受けなければなることができません。

介護業界で働く上では、介護福祉士と同様にケアマネージャーを目指している人は多いのではないでしょうか。

今回はそんなケアマネジャーになるのに最適な時期や年齢はどれくらいなのかを解説していきます。

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ケアマネージャーの平均年齢は49歳

ケアマネジャーの平均年齢は49歳と介護業界の中でも比較的高めです。

若い人は20代後半から、高齢の方でなんと70歳の人もいるほどケアマネージャーは幅広い年齢層があります。

新卒で介護職に就職する人や、他業種から転職してくるなど人によって状況は異なるのですが、それでも幅広い人がケアマネージャーになっていることがわかります。

ケアマネージャーの資格試験合格率は15~20%

ケアマネージャー資格の合格率は15~20%と非常に低いです。

そのため実務経験5年を積んですぐに試験に合格してケアマネージャーになるということもなかなか難しいものになっています。

実務で経験を積んでいればある程度知識なども身についているはずですが、それでもきちんとした勉強をしなければ試験に合格することは難しいでしょう。

結構な割合の人が試験に合格することができず、何年かかけて資格を取得しているので、場合によってはケアマネージャーになるのに非常に時間がかかると考えていいでしょう。

新卒から介護職に就く場合は30代手前で資格を取得している

最近は4年制大学や専門学校を卒業して新卒で介護職に就職する人が増えてきました。

新卒で就職した人は、4年制大学の場合23歳で介護職に入社、そこから5年の実務経験を積んで最短で28歳にはケアマネージャー資格を取得できるようになります。

ケアマネージャーの平均年齢が49歳であることを考えると、28歳のケアマネージャーは非常に若い層であることがわかります。

ただ、ケアマネジャーはすぐになればいいというものでもありません。

研修などに時間がかかりますし、それだけ時間もお金もかかります。

自分が確かな知識と経験を積んで、最適な時期を見定めてからのほうがよりスムーズにケアマネージャーとして働くことができるでしょう。

ケアマネージャーになるには経験が重要

ケアマネージャーは年齢よりも経験が物を言います。

転職の際も、若さというよりかはどれだけ介護職を経験してきたか、そしてどれだけの知識や能力があるのかを見られます。

なので40代や50代ケアマネージャー未経験からの転職であっても、介護職を何年も務めている場合はその経験が認められることもあるでしょう。

ケアマネージャーになるのに最適な時期は30代~40代

ケアマネージャーになるのにもっとも最適な時期は30代から40代です。

新卒で入社した人でも、20代の間は介護職として働き、30代になってから、30歳手前くらいに試験を受けて合格するという流れがスムーズです。

介護職の経験を長く積むことで、現場に対する理解も深まりますし、試験勉強の時間などの短縮などもできます。

30代からケアマネージャーとして働くことができれば、30代後半以降のキャリアアップの幅も広がります。

40代でケアマネージャーになった場合も同様で、60歳まで働くとしても20年の猶予があるのでさまざまな選択ができるでしょう。

50歳からケアマネってあり?

ケアマネージャーは平均年齢が49歳ということもあり、50歳からでもなることが可能です。

比較的50代~60代でケアマネージャーとして働いている人は多く、中には70代で働いている人もいます。

ケアマネージャーは体力よりも経験やスキルをとても重要なので、比較的歳を取っても需要があります。

ただ、そうは言っても50歳となると入職後の勤続年数を確保できるか不安なところが大きいので、転職ができる施設は限られてしまうでしょう。

ただ、確実にケアマネージャーへの転職を成功させるのでしたら、やはり40代で転職をするのが確実です。

そちらのほうが転職の際の選択肢もより多くなります。

ケアマネージャーはいつまで働ける?

よく介護で働いていて、腰を痛めてしまって介護の仕事を辞めてしまう人がいますよね。

介護の仕事はどうしても重労働になることが多く、若いうちは大丈夫でも歳を取っていくうちに体力が厳しくなってきます。

しかしケアマネージャーは他の介護職とは異なり、デスクワーク中心なので体力的にはそこまで厳しくありません。

休日出勤や夜間対応などによって少々生活が乱れることは仕方のないことですが、それでも現場の介護職に比べれば長く働くことができるでしょう。

管理職にキャリアアップするか否か

ケアマネージャーとして5年働くことで、主任ケアマネージャーにキャリアアップすることもできます。

また、主任ケアマネージャーレベルにまでなると、管理職や施設の院長などを任されることも出てくるので、管理職として働くことも可能です。

そのままケアマネージャーとして働くこともできるのですが、5年を境にこうしたキャリアアップのチャンスも出てきます。

ケアマネージャーになるなら30代~40代がベスト

ケアマネージャーは50代からでも転職することが可能なほど幅広い年齢層の人がなることができます。

50代から転職したとしても、60代半ばまでは安定して働くことができるでしょう。

ケアマネージャーは平気年齢が49歳と非常に高めなこともあり、50代60代で働いていたとしても周りから浮くということはありません。

ただ、今後のキャリアプランなどを考えると30代、40代くらいに資格を取得してケアマネージャーになっておいたほうが確実です。

20代の間は経験を積むことを考えて、現場で働いておいたほうが、ケアマネージャーになってから役に立つでしょう。