介護老人保健施設の仕事内容とは?給料・必要資格・転職事情まとめ

介護老人保健施設

介護職の経験が長い人は、介護老人保健施設(老健)と聞いたらすぐにどんな施設か分かるかもしれませんが、多くの人はイメージしにくい部分もあると思います。

介護老人保健施設(老健)は介護施設という側面だけでなく、リハビリなどの医療行為もおこなわれます。

そのため、病院と自宅の中間的な施設とされる公共型施設です。

ここでは、介護職での転職を考えている方のために、どのような施設でどういった業務があるのか紹介していきます

転職先を探している介護職の方はぜひ参考にしてみてください。

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介護老人保健施設とは?

介護老人保健施設の入居対象は要介護度1以上の高齢者に限られています。

要介護度1と言うと、入浴や排泄などの基本動作は問題ないが買い物や電話などIADL(手段的日常生活動作)においてなんらかの支援が必要な高齢者になります。

基本的には、専門知識を持つスタッフによるリハビリをおこない、入居者の一定期間(3ヶ月程度)での在宅復帰を目的にしています。

入院後のリハビリなどにも活用されていますが、次の老人ホームを見つけるまでの仮住まいとして利用される方も多いようです。

介護老人保健施設の仕事内容

介護老人保健施設は病院と自宅の間の施設ということもあり、理学療法士(PT)や作業業療法士(OT)など専門スタッフがサポートしてくれる施設です。

リハビリは専門スタッフがおこなうので、介護職員の大きな仕事は身の回りのお世話や介助が中心になります。

利用者の方全てが入居するわけではなく、デイサービスやショートステイもおこなっているので、介護職の業務も幅が広くなります。

施設サービス入所

対象者の方に一定期間施設で暮らしてもらい、日常生活が送れるように機能回復や維持を目的とした自立支援をおこないます。

この場合の介護職員の基本的な仕事内容は、上記で述べたような身の回りのお世話や介助になります。

特別養護老人ホームと比べると介護度が低いため、体力的負担は少ないです。

ショートステイ

ショートステイは、最大30日程度施設へ入所し介護や機能訓練を受ける短期入所療養介護です。

ショートステイを利用される高齢者の方は、基本的に自宅での生活に問題のない人なので、介護職員の仕事内容は簡単な食事や入浴の介助である場合がほとんどです。

通所リハビリ(デイケア)

デイケアは、デイサービスとは異なり介護サービスを受けることを目的としたものではありません。

デイケアの利用者の目的は、理学療法士や作業療法士によるリハビリなので、介護職員の仕事はその補助と言った内容になります。

リハビリ後や途中におこなわれる食事や入浴の介助がメインの仕事となります。

介護老人保健施設の仕事は大変?

介護老人保健施設での介護職員の仕事内容は、負担が多いものは少なく、特養と比べると比較的体力の負担は少ないです。

施設にもよりますが、ショートステイやデイケアが忙しいところはもちろん体力的にも負担が大きいと思います。

しかし介護老人保健施設は、入居者の自立が目的なので、看取りを行うことがほとんどありません。

専門知識を持つスタッフや医師や看護師も常駐していることが多いので、精神的負担はあまりないといえます。

夜勤は大変?

入居者の方がいらっしゃるので、夜勤はあります。

もちろんコール対応などもおこないますが、要介護度もそれほど高くない方が多いので、日によっては暇なことも少なくありません。

仕事のやりがい

介護老人保健施設で働く上でのやりがいとしては、利用者の回復が目にみえて分かることです。

日々のリハビリのお手伝いをしながら、利用者が元気になっていく姿を見られるので、やりがいを感じるという方は多いようです。

また、周りに医療従事者が多いことから福祉の視点からだけではなく、医療の面からも介護について考えられるので、今後の自分の成長にも繋がります。

介護老人保健施設の人員体制は?

介護老人保健施設では、入居者100名に対して最低1人の医師が常駐し医療ケアや危急時の対応をおこなうことが義務つけられています。

介護職員は100名に対して25名が義務つけられているため、入居者4人に対して介護職員1人という割合になります。

介護老人保健施設の給料の相場について

介護老人保健施設は、全国平均で見ると29万円程度と比較的高くなっています。

体力的負担が多い、特別養護老人ホームと比べても1万円程度しか違わないので、働きやすい環境といえるのではないでしょうか。

また、夜勤の有無や残業代の支払額で給料は大きく変わるので、施設ごとに確認が必要です。

介護老人保健施設へ転職するのに必要な資格とは?

介護老人保健施設への転職・就職を考えている人は介護または、医療系の資格のを持っておきたいですよね。

  • 介護職員初任者研修
  • ヘルパー2級

本格的に身の回りのお世話やケアをおこないたい人は、最低でも上記の資格を取得しておいたほうが良いでしょう。

また、これらの資格は未経験者の方でも比較的簡単に取ることができるので転職前に研修を受けておくのがおすすめです。

これらの資格を一朝一夕で取ることは難しいですが、持っておくことで資格手当てをもらうことができます。

介護老人保健施設は、医療ケアやリハビリをおこなうことも多く、求人では看護職員など募集も多くありました。

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