レクリエーション介護士2級とは、高齢者が喜ぶレクリエーションを提供できる知識とスキルを身に着けるための資格です。
介護現場では高齢者と思うようにコミュニケーションが取れず、企画したレクリエーションも参加してもらず悩んでいる施設がたくさんあります。
そんなときレクリエーション介護士2級の資格を持っていれば、自分の趣味や特技を活かしながら、高齢者が喜ぶ提案・実践することができます。
介護士としてスキルアップを目指す方や、高齢者とのコミュニケーションに悩んでいる方は、ぜひ取得にチャレンジしてみるといいでしょう。
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目次
レクリエーション介護士2級で身につく3つのスキル
ここからはレクリエーション介護士2級の資格を取得することで、身につく3つのスキルについて解説していきます。
高齢者とのコミュニケーションスキル
レクリエーション介護士2級を取得するための講義では、高齢期のこころと身体の変化や、高齢者とコミュニケーションを取る際に注意すべきポイントなど、未経験者にも分かりやすく教えてもらえます。
これまで介護関連の研修を受けたことがない方は、レクリエーション介護士の講座を受けることで、高齢者とのコミュニケーションスキルは各段に向上するでしょう。
表情や声のかけ方など、普段のコミュニケーションで実践できる技術が身につくので、介護の現場ですぐに役立ちます。
高齢者が喜ぶレクリエーション作り
高齢者が楽しめるレクリエーションを作るための、企画や計画に関するスキルを学んでいきます。
個別・集団・その他季節ごとの行事など、様々なレクリエーションの種類を把握し、自身のアイデアを反映できる応用力を身につけていきます。
これまで教科書通りのレクリエーションしか作ることが出来なかった方でも、オリジナリティ溢れる企画を作成できるようにります。
レクリエーションの企画・実行するためのスキル
介護施設でレクリエーションを実施する際には、アイデアだけでなく職員全員に共有するための企画書作成技術が必要です。
レクリエーションの組み立て方や、安全に対する配慮や注意事項など、より実践的なスキルを身につけることができます。
レクリエーションを通して企画作成能力を身につけていくことで、上司へプレゼンする能力も向上させることができます。
このようにレクリエーション介護士2級の資格を取得することで、単に高齢者とのコミュニケーションが上達するだけでなく、介護士としてのスキルを磨くために役立つ能力を身につけることができるのです。
レクリエーション介護士2級を取得するまでの流れ
レクリエーション介護士2級を取得する際には、「通学講座型」か「通信講座型」ですべての講義を受講し、最後のテストに合格すれば資格を取得することができます。
通学講座型の場合、合計12時間程度の講義を受講し、最終日の筆記試験に合格すれば資格を取得できます。
通信講座型の場合、テキストとDVDセット、そしてテストが同封された受講セットが届くので、指定されたカリキュラムに合わせて受講していきます。
最終的に同封されたテストを在宅受験し、合格すれば資格認定証が授与されます。
また介護施設向けに一括で受講できる団体研修もあるので、すでに介護施設で働いていて、興味のあるという方は勤務先の介護施設へ相談してみるといいでしょう。
費用は3万5000円から
レクリエーション介護士2級を取得するまでの費用は、受講スタイルにもよりますが、大体3万5000円程度かかります。
個人で負担するには決して安い金額ではないですが、資格を取得することで普段の介護業務もきっと楽になる場面も多くなるはずです。
また介護職は取得できる資格も多く、資格を取得しておけば行える業務の幅が広がり、別途手当が支給されることもあります。
介護職としてスキルアップ・キャリアアップを目指している方は、レクリエーション介護士2級も取得しておきましょう。
アイスブレイク体験会に参加して1級の資格も取得可能
レクリエーション介護士2級を取得したあとは、日本アクティブコミュニティ協会主催のアイスブレイク体験談に参加し、1級の資格取得を目指すこともできます。
アイスブレイク体験談のあとは全4日間の必須講座を受講し、その後はフォローアップ研修と現場実習を受講していきます。
また最後には筆記試験と小論文、そして実践講座の評価と合わせた、認定試験に合格しなければなりません。
2級と比べて取得までに時間がかかり、難易度も一気に上がりますが、当然2級よりも専門的な知識と技術を身につけることができます。
レクリエーション介護士のスペシャリストを目指している方は、レクリエーション介護士1級の取得を目指してみるといいでしょう。
老人介護施設への就職・転職に有利になる
レクリエーション介護士2級はまだまだメジャーな資格とはいえませんが、取得しておくことで介護施設への就職・転職は有利になります。
また高齢者介護施設だけでなく、病院や福祉介護施設など、レクリエーション介護士の資格が役立つ場面は多いです。
現在の職場の待遇に満足いってない方などは、レクリエーション介護士2級を取得して、転職にチャレンジしてみるのも一つの手でしょう。