介護職で働いていくとすれば、将来的にケアマネージャーに転職したいと考える人が多いのではないでしょうか。
一般的にケアマネージャーは、デスクワークだから身体的な負担が少なく給料が高い印象があります。
しかし、そのイメージは職場によって異なるということを忘れてはいけません。
今回はケアマネージャーへの転職で失敗した体験談を紹介していきます。
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目次
仕事がとにかく激務!
7年介護士として働き、ようやくケアマネージャーの資格を取得できました。
長い研修を乗り越えてようやく転職したのですが、実際に働いていてみると仕事がとにかく大変。
じっくりケアプランの設計をするつもりが人が足らなくて現場の仕事を兼任しなければならず、以前よりも激務になってしまいました。
利用者が喜ぶケアプランを考えようにも時間がないから全然満足のいくものができません。
「実務もできるでしょ」という感じで職場の何でも屋みたいなことになっています。
これなら前の職場のほうがよかったです。
ケアマネージャーでも現場の仕事をする可能性はある
ケアマネージャーの本来の仕事はケアプランの策定・提案ですが、規模が小さい事業所によっては現場の介助を手伝うことは多々あります。
ケアマネはすでに現場で経験を積んでいると思われるので、そのぶん頼られることも増えていくでしょう。
職場によってはケアマネの仕事は二の次で、介助の仕事を手伝うことが先決なんてところもあります。
プレッシャーが重くて仕事がつらい
転職してみると職場に私しかケアマネージャーがいなくて責任重大です。
けっこうな数の利用者がいるのに私しかいないので、とにかくすべてを自分で決めなければなりません。
そのぶんお金は貰えるのですが、貰ってないとやっていけません。
もう少し人員的に余裕があって分担して仕事ができるところに転職しようと思います。
いまは修行の時間だと言い聞かせています。
ケアマネ未経験の転職は慎重に
未経験からケアマネージャーになる場合は、転職先をきちんと探しましょう。
職場環境や実際の業務内容、人間関係は本当に職場によりけりです。
未経験から転職するのであれば、新人でも働きやすいような環境を選ぶようにしましょう。
ケアマネージャーに転職したら給与がダウン
時間とお金をかけて苦労して資格を取得し、長い研修を乗り越えたにも関わらず、まさかの給与ダウン。
前の職場で長く働いていたので、そのぶん多く貰っていたのは確かですが、まさか転職して超えられないとはと驚きました。
決して低い給与ではないものの、なんとも納得がいきません。
実際の仕事内容的にももっと貰ってもおかしくないと思うのですが、失敗しました。
ケアマネージャーになったからといって必ず給料がアップするということではないんですよね。
もっと真剣に転職先を探せばよかったと後悔しています。
新人ケアマネが高給だとは限らない
ケアマネージャーは介護職の中でも特に平均年収が高い職種です。
そのためケアマネに転職すれば給料がアップすると思われがちですが、注意が必要です。
ケアマネの平均年齢は50歳前後と比較的高めで、平均年収もこういった介護職として、ケアマネージャーとして何年も働いている人から算出されています。
ケアマネージャーは経験や年齢によって給料が変わってくる仕事なので、いまは給料が少ないと思って悲観することはありません。
また、基本給だけを見るのではなく、各種手当てやボーナスなど全体的な年収を見るようにしましょう。
転職を検討するのは現在の自分の、先輩の年収を確認してからにしましょう。
初めてのケアマネージャーなのに誰も助けてくれない…
これまで介護福祉士として働き、ついにケアマネージャーになったのですが、転職先のケアマネージャーは私1人。
前の人は病気で辞めてしまったらしく、急遽新人の私が選ばれたとのこと。
仕事でわからないことがあっても助けてくれる人はいません。
資格の勉強や研修などは真剣に取り組みましたが、試験や研修ではわからないようなケースもたくさんあってどうしようもないです。
せめて前任者からの引き継ぎがあれば助かったものの、それもないので本当に0からのスタートという感じです。
こんなことならこんなところに転職しなかった。
ケアマネは自分で決める責任が伴う
ケアマネはさまざまな人の要望などを聞き入れて、問題を解決しなければなりません。
そのため、自分で考えて判断も自然と伴ってきます。
これまで支持に従って仕事をしてきた人からすれば、裁量権が急に大きくなることに抵抗を感じることもあるでしょう。
給料が高くなりそうだからといったものではなく、利用者が本当に満足してくれるケアのためという目標を持つようにしましょう。
周りのケアマネが経験豊富で自分が情けなくなる
ケアマネで居宅介護事業所に転職しましたが、周りは経験豊富な40代や50代の人ばかり。
いろいろ質問できるのはいいですが、自分の仕事のできなさにゲンナリします。
ケアマネージャーは経験がものを言うといいますが、まさかここまでとは思いませんでした。
これならもっと実務を経験してからケアマネになったほうがよかったです。
ケアマネージャーの平均年齢は50歳前後
ケアマネージャーは比較的年齢層が高い職種です。
経験や知識を必要とする仕事ですので、当然といえば当然です。
また、デスクワークが中心で高齢になっても続けられることも平均年齢の高齢化に繋がっています。
しかし、専門学校などを卒業して新卒で介護職に就いた人のなかには、30代手前でケアマネージャーになる人もいますよね。
そういう人は、きちんと先輩ケアマネから学べることを学ぶようにしましょう。
周りの経験豊富な先輩型のアドバイスを受けながら仕事をすれば、必ず立派なケアマネージャーになれるでしょう。
ケアマネージャーの平均年齢に関して詳しく知りたいならこちら!
>ケアマネージャーに転職する最適年齢は?50代からでも大丈夫?
ケアマネージャーへの転職は慎重に!
ケアマネージャーになったからといってすべてがうまくいくとは限りません。
転職先を慎重に見定めて、自分に合った求人を選ぶようにしましょう。
そうすれば、自然と転職をして失敗したと思うこともなくなるでしょう。