介護職でヘルニアになったときの対処法!他業種への転職も考えよう!

腰痛を抱える女性

利用者のベッド移動や入浴介助、介護職の仕事は腰への負担も大きく、椎間板ヘルニアを患ってしまう方も少なくありません。

一度ヘルニアになってしまうと、なかなか完治することはないので、今後も介護の仕事を続けられるか不安になるものです。

そこで今回はヘルニアを患った介護職でも、介護の仕事を続けることはできるのか、また別の施設や事業所へ転職するべきか解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

ヘルニアになったら介護職は難しい?

一言にヘルニアと言っても、軽度のものから重度のものがあるので、まずは病院へ行って受診することをおすすめします。

軽度の場合、通院による治療をしながら、コルセットを巻いて働いている人もいるようです。

ただし腰に力がかかる業務では、相当の痛みがあるので、仕事を続けるのも楽ではありません。

中度から重度のヘルニアにかかってしまった場合、コルセットを巻いたとしても現場で仕事を続けることは難しいでしょう。

日常生活を送るだけでも激しい腰の痛みに襲われるので、早めに本格的な治療を始めることをおすすめします。

ヘルニアとただの腰痛はどう違うの?

腰痛とは慢性的に腰が痛い状態を指す症状のことで、1~2週間程度体を休めれば症状が改善されるケースがほとんどです。

しかし椎間板ヘルニアを患ってしまった場合、整形外科で治療を受けなければ完治することは難しいでしょう。

また重度のヘルニアにかかった場合、手術も必要となるケースもあります。

ただの腰痛だと我慢して働いていると、ヘルニアを悪化させてしまう可能性があるので、腰に痛みやしびれを感じたときには、早めに病院で診断を受けるようにしましょう。

ヘルニアになったらどうすればいい?

ここからは実際にヘルニアになった場合、どうすればいいのか解説していきます。

整形外科の指示に従おう

ヘルニアにかかった場合、まずは整形外科の指示に従うようにしましょう。

介護職を続けることができるのか、また仕事を続けるにしても普段と同じ業務を続けておいいのか、医師に相談してください。

ヘルニアはしっかりと治療をすれば、日常生活を送りながら十分完治することができます。

しかし無理に働いてしまうと、症状を悪化させ、一生ヘルニアに悩むことになるかもしれません。

そのためヘルニアにかかった際には、まずは医師に相談をして、自分がどれくらい働けるのか判断してもらいましょう。

上司に相談しよう

医師に相談した結果、業務の一部を制限しなければならない場合には、上司へ相談するようにしましょう。

ベッド移動や入浴介助では利用者の体を抱き上げなければならないので、腰への負担もかなり大きくなります。

可能であれば、一定期間担当から外してもらうなど、配慮してもらえないか相談するようにしましょう。

またヘルニアにかかった場合、同僚の助けがどうしても必要となるので、事情を説明しておくといいでしょう。

腰に負担のかからない職場への転勤を検討しよう

人員が不足していて、どうしても腰に負担がかかる仕事から外れることができないと言われた場合、違う職場への転勤も検討しましょう。

介護業界では経験者を募集している求人が多いので、ヘルニアを持っている方でも転勤できる可能性は十分にあります。

職員の人数が足りている事業所であれば、ちゃんと腰に負担がかからない仕事を割り振ってもらえるので、治療を進めながら働くことができるでしょう。

転職コンサルタントに要望を伝えよう

ヘルニアが原因で転職するのであれば、転職コンサルタントに要望は伝えておくようにしましょう。

介護の転職サイトを利用すれば、無料で転職コンサルタントに相談することができるので、ヘルニア持ちでも働ける職場を紹介してもらいましょう。

転職コンサルタントはネットに公開されていない非公開求人も多数抱えているので、あなたの要望に適した求人が見つかるはずです。

転職サイトの活用方法はこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

介護転職サイトを徹底比較!おすすめのポイント・理由の解説つき

資格を取ってキャリアアップを目指そう

ヘルニアを抱えてこれ以上現場で働くことが難しくなった方は、資格を取得してキャリアアップを目指すといいでしょう。

ケアマネージャーや介護福祉士の資格を取得できれば、現場での直接介護業務がメインではなく、職員の管理や他の福祉機関との連携が主な業務となります。

管理職への昇進も近くなるので、ヘルニアを機にキャリアアップを目指してみてはどうでしょうか。

介護福祉士とケアマネージャーの資格を取る方法などは、こちらの記事でも詳しく解説しています。

介護職から他業種へ転勤できる?

ヘルニアが原因でこれ以上介護職を続けられないのであれば、他業種への転職も一つの手段として考えておきましょう。

介護職で培った経験は他の業種で活かせることも多く、転職することで年収が大幅に増えるケースも珍しくありません。

肉体的にも精神的にも介護職を続けるのが難しくなったのであれば、心や体を壊す前に他業種への転職に挑戦してみましょう。

本当に他業種へ転職できるか不安…、という方は、こちらの記事で他業種へ転職するコツを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

介護職から他業種への転職を成功させる方法