未経験だけど介護職へ転職したい…でも実際に働いてみるまで不安。
そんな方はいきなり転職するのではなく、ボランティア経験を積んでみることをおすすめします。
実際に利用者と触れ合ってみることで、イメージとのギャップを埋めることができ、転職したあとに「こんなはずじゃなかった…」と後悔せずに済むようになります。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
介護ボランティアって何をやるの?
介護ボランティアは介護施設の行事や催しに参加するイベント型と、介護業務のお手伝いをする実践型の2種類あります。
イベント型のボランティアでは、朗読会やレクリエーションの手伝いをしながら、利用者との交流を深めていきます。
基本的に介護業務を手伝うことはないので、未経験だけど介護業界の雰囲気を知りたいという方におすすめです。
実践型のボランティアでは、実際に働いている介護職員の指示に従いながら、食事の補助や入浴介助を行います。
1人で業務を行うことはありませんが、実際に業務を行うことで、仕事の辛さや苦労を味わうことができます。
将来的に介護職への転職を考えている方は、介護業務まで行えるボランティアに参加することをおすすめします。
介護ボランティアをやる際の注意点
- 必ず職員の指示に従うこと
- 一人で勝手に判断しないこと
- 利用者に異変があればすぐに職員へ知らせること
- 利用者の容態が急変しても慌てないこと
- 利用者を不安にさせる言動はとらないこと
介護ボランティアをやる際には、上記の注意点は絶対に守るようにしましょう。
認知症の利用者の方は、急に気分や言動が変わることもあり、未経験の方は戸惑いを覚えてしまうかもしれません。
しかしボランティアが慌ててしまえば、さらに事態を悪化させてしまうので、明るい態度を心がけて安心感を与えてあげるようにしましょう。
お金は貰える?
介護ボランティアはあくまで慈善行為なので、給料が発生することはありません。
食事や飲み物を提供してくれる現場もありますが、お金を貰えることはないと考えておきましょう。
どうしてもお金が必要という方は、アルバイトやパートタイムで働いてみることをおすすめします。
介護ボランティアに参加するには?
介護ボランティアに参加するには、市役所や市民活動センターでボランティアを募集している事業所がないか調べてみるといいでしょう。
また社会福祉協議会のホームページで、各地域のボランティア募集情報がまとめられているので、一度調べてみることをおすすめします。
その他ボランティア活動を行っているNPO団体からも、ボランティアの募集情報を集めることが可能です。
基本的に応募すれば参加することができますが、一部年齢制限などもあるので募集要項は確認しておきましょう。
服装は私服でも大丈夫?
転職活動のためのボランティア活動といっても、服装は動きやすい私服で大丈夫です。
介護業務をサポートする実践的なボランティアでは、服が汚れることもあるので、汚れてもいい服を着て来るようにしましょう。
もちろん施設や事業所、活動内容によっては服装に制限がある場合もあるので、不安な方は事前に問い合わせておきましょう。
ボランティア経験があると転職で有利になる?
介護ボランティアをした経験があれば、介護職への転職でも有利になります。
実際に介護の現場を見て応募しているということは、ある程度仕事内容も理解しており、すぐに離職するリスクが低いからです。
また介護ボランティアで得た経験を上手にPRすることができれば、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。
未経験・無資格だから面接に通るか不安という方は、一度ボランティアを経験しておくといいでしょう。
未経験者でも面接を有利に進めるコツなどは、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
もっと介護業界を知りたいなら初任者研修を受けよう!
転職する前にもっと介護業界の実態を知りたいのであれば、介護職員初任者研修を受講することをおすすめします。
介護職員初任者研修とは、介護職を始める上で最初のステップとなる研修で、介護職に必要な基本的な知識やスキルを習得することができます。
実際に介護業界で働く人たちの話も聞くことができるので、働く前にイメージを掴みやすくなります。
また初任者研修を受講しておけば、資格欄に記入することもできるので、介護の転職では有利になると考えていいでしょう。
介護職では初任者研修を受けたあとは実務者研修、そして介護福祉士とキャリアアップの道が用意されています。
初任者研修は介護士キャリアパスの第一歩となるので、将来のことを考える上でも早めに受講しておくことをおすすめします。
介護職員初任者研修はこちらのページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
未経験でもやる気があればOKです
他の業種では未経験者がいきなり転職することは難しいですが、介護職は未経験者であっても、やる気をアピールできれば採用される可能性は高いです。
そのため事前に自らボランティアに参加したり、研修を受けたりしてやる気をアピールするようにしましょう。
今後日本では介護職員がさらに必要になることが予想されており、業界全体で介護職員の育成に力を入れています。
将来的に安定した仕事に就きたいと考えている方は、ぜひ介護職への転職を検討してみてください。